出版記念パーティー(祝賀会)を主催してくれたメンバーさん、
参加してくれたメンバーさん、これまで出会ったメンバーさんへ
社会福祉法人 多摩棕櫚亭協会
前理事長 天野 聖子
みなさん本当にありがとう。久しぶりの人も、もしかしたら現職時代の私を知らない人もたくさん集まってくれました。それだけでもう嬉しい日でした。
この祝賀会で行われたことの数々は一週間経ったいまでも目に焼き付いています。
イベントで行なわれた「ポップ賞って何?」(※出版本にかっこいいポップをつける企画)という疑問を、大きな盛り上がりやどよめきに持って行く力は名司会者青木さんの真骨頂ですね。そして桜井さん&織田さんの進行も話も、君ちゃんの乾杯や意外な短歌も、温かくて嬉しかった。座談会は長い長い付き合いの福島さんや芳賀さんに加え、最近のOB植岡さんと堀井さんの組み合わせで見た目も新鮮、新旧世代が混じり合う厚みが感じられたし、本当にみんな役者ですね。一人一人の違う感想がまた率直で、中身の濃い展開でしたね。その読込の深さにも感心しました。終了後、感想を送ってくれた村田さんの文章はどの書評にも負けない深みがあってこれにも感動しました。
「ありがとう。」
イベントで歌ってくれたなびぃのお二人も素晴らしかった。後ろの北村さん中野さんの演奏にもささえられて、歌声が会場いっぱいに広がってしみじみとした気持ちになりました。
力強い言葉を持つたくさんのメンバー達とそれを受け止める開かれた場である棕櫚亭、このハーモニーの絶妙さに心が震えます。こんなに成長して来た人達の心のひだに精神医療の歴史や無念だった命が入り込んで、まさにバトンは受け継がれたのだと感じました。「就労支援」だからって別の道に行ったわけではない、希望の道につながっている。そして、古きあの精神病院で傷つき、希望を失ない亡くなっていった彼らの思いや大きな歴史をこの時代で多くの人達が受け継いでくれたという事実。今ここでつながった道が目の前に現れたような気がしました。
これが「いつかきっと…」の流れにつながった、そしてやってきたことは間違っていないという しのぶさん。メンバーさんは棕櫚亭にとって大きな財産だという 小林さん。職員もみんな嬉しそうでこの場が光り輝いて見えました。
前夜遅くまでリハーサルをしていたと聞きました。どんなステージも裏方や担当といった担当は大変ですし、何よりも準備や心がけは何かに生かされるものです。
最後に、お疲れ様でした。そして本当にありがとう。
心からこの本を出版して良かったと感じました。