去る令和4年1月19日(木)にオープナ主催のシリーズ第11弾!当事者セミナーを開催しました。
本来であれば、令和3年度中にホームページの更新ができればよかったのですが、遅くなってしまい、本当にすみませんでした。
令和2年度に初のYoutubeでのオンデマンド配信を行い、大変好評でした。当時、「リアルタイムでのやり取りのある雰囲気があったらといいなぁ」との感想も多くありました。そのリクエストにお応えして、今回、本編はそのまま事前収録した内容を配信し、質疑応答はライブ配信で行うハイブリッド式にチャレンジしました。
当事者セミナーは、「働きたい」を「働ける」と思えるように自信をつけ、次は「働き続ける」ことを目指し、紆余曲折しながらも「働き続けられてきた」ことをテーマに働く当事者が本音で語ります。
今回のテーマは「気づく、書く、伝える」で、転職含めて10年前後勤続している、3名の当事者が登壇し、スタッフが進行しながらシンポジウム形式で行いました。
Q:障害雇用で働くきっかけは何ですか?
A:「悪化しないで、続けられることが大切だから」
他の質問では、「就職までに準備してきたことは?」「オンオフの切り換えは?」
などいろいろな角度からの質問をしていました。
3名がこれまで“働き続けてこれたこと”のすべてのやりとりは視聴していただければと思います。
質疑応答については、オンデマンド配信では残念ながら編集でカットされてしまいます。そのため、一部ご紹介いたします。
Q:長く働くアドバイスを下さい。
A:「自分の出来る事のベストをする」「支援者をつける」「折り合いをつける」
Q:不安との向き合い方は?
A:「不安だらけ、支援者の助けで乗り越えた」「会社に行きつづけることで低くなる」
他にもいろいろな質問が出て、当事者とのやり取りができることはライブ感があり、とてもいいなぁと思いました。
視聴した方からのアンケートでは、
当事者の皆さんからは「苦悩と向き合う勇気の大事さをみてとることができました。」「モチベーションが上がった。」「考えている事や陥りやすい問題点など自分と似ている所があって参考になった。」
施設や関係機関などは「障害者雇用という枠組みの中で折り合いをつけている様子が分かり参考になりました。」「ひとことひとことに説得力がありました。」
企業の皆さんからは「当事者の方が長く安心して働ける環境づくりに引き続き努めてまいります。」などなど大好評でした。
不安や葛藤、困難を乗り越えてきたことや、働き続けることで自分なりの働き方や体調管理などを見つけてきたことなどが語られました。
三者三様の蓄積された経験から出る言葉は、ご視聴いただいた皆さんにも届いたかと思います。また、Mさんからのメッセージ「焦るな、落ち着け、気にするな」という言葉は印象的でした。この言葉は、実は誰にでも当てはまりそうですね(笑)
オンラインでの開催は会場までの移動がない分、多くの方が参加しやすいと思います。それは、大勢の方に当事者の生の声を発信できる機会が増えたことでもあると思います。一方で、以前までの会場参加型の良さ(外のイベントに初めて参加するチャレンジをしたい・たくさんの人の前で質問してみるチャレンジをしたいetc)からは離れてしまっていることも確かだと思います。
社会情勢として、会場参加型で開催できる日がくるのを楽しみにしているところです。
実は、セミナー終了後、3名の当事者にご協力いただき、追加収録もしました。
内容としては、「気づく」「書く」「伝える」のメリットについて、ご意見をいただきました。特に、「書く」ことについて、様々な意見がありました。
また、オンデマンド配信では、ご自身の自己理解を深める「マイノート」についてもご紹介しています。
※現在は「オンデマンド配信」は終了しています。大変申し訳ございません。
出演して下さった3名の当事者に感謝します。お疲れ様でした。