【報告】多摩就労ネットワーク連絡会議

オープナー 2016/10/14

平成28年度の多摩就労ネットワーク連絡会議を9月29日ハローワーク立川会議室にて、市区町村就労支援事業や行政機関、医療関係者、地域で就労相談や就労支援を行っている方々、63名が集まり無事終了しました。

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今回のテーマは、今まで支援の対象ではなかった大学在校生、大学卒業時就職できなかった20歳代の若者が各就労支援機関を頼って相談をしている。中には、大学の先生からの相談もあると聞いた事が発端になります。
この状況を聞いて、今後の私たちの新しい対象者になることは確実だと思いました。
そこで事前に情報を得て就労相談の業務に活かすことはもちろんですが、実際の情報を共有し、実践を聞き、ネットワークの視点をもって解決していけるかを問いかける研修にしようと考えました。

実践報告①

大学では今「一橋大学の実践」

◎講師
一橋大学 保健センター教授
精神科医 丸田 伯子先生

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丸田先生の報告では、学生の“困りごと”から相談が始まり支援につながっていること、特性の自覚の有無によって支援の経過が違うことを報告していただきました。障害者差別禁止法が施行されたことによって、大学での在学障害者支援が取り組まれたことを知ることができました。

実践報告②

就労支援における大学との連携

◎講師
東京障害者職業センター 多摩支所
主任障害者職業カウンセラー 井上 量氏

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井上氏の報告では、発達障害学生の就労支援における就労支援機関と教育機関との連携の現状と併せて事例の報告もしていただき、支援が必要な学生が大学在学中から就労支援機関とつながっていくための連携の在り方について学ぶことができました。

実践報告③

教育と福祉のネットワーク 「障がいのある生徒さんの就労に関する連絡会」を立ち上げて

◎講師
大田区障がい者総合サポートセンター
就労支援調整係長 木伏 正有氏

大田区障がい者総合サポートセンター さぽーとぴあ
障がい者就労支援センター 広瀬 健次郎氏

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木伏氏・広瀬氏の報告では、特別支援学校でない高校からの支援要請や高校在学時・卒業後のライフステージでつまずいてしまう方がいることから、高校との連絡会を立ち上げた報告をしていただきました。連絡会では、支援プロセスの共有や就労支援の情報提供を行っています。在学中から支援センターが関わることでアセスメントを行いながらマッチングをはかり、学校と役割分担をしながらサポートを行っているとのことでした。連絡会では今後は、連絡会に区内全ての高校に案内していくことや大学・専門学校等高等教育機関との連携にさらに取り組んでいくそうです。

 

実践報告の一橋大学・障害者職業センター・大田区は先駆的な内容で、アンケートからも「新しい取り組みは驚きだった・知らなかった事がたくさんあり、連携がとても大事だと思った」との興奮気味の記述があり、「実践現場のとりくみは非常に興味深かった」「タイムリーな話題だった」と嬉しい書き込みもいただきました。

今後もオープナーでは、精神障害者の就労支援に役立つ情報と、就労支援機関等が興味の持てる研修を開催していきたいと思います!

 

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