10月1日、JSN東京で開催されたSPISの相談員研修に参加してきました。
SPISは、(有)奥進システムさんによって開発された就労定着支援システムで、当事者スタッフの方がご自身の視点を取り入れながら制作されたものです。
WEB上で日報の入力や、体調やストレスの原因など自分に合わせたチェック項目を設定し、ご自身で変化の様子を点検していきます。SPIS上で、自分の状態を担当者、支援者と共有し、やりとりをしながら安定した就労を目指していきます。
棕櫚亭でも、定着支援に力を注いでいるところであり、このSPISを8月から試行していて、私も自分が担当する利用者さんと一緒に活用しています。
今回の相談員研修は、JSN事務局の保坂さんを中心に進行され、支援機関の方、企業の方など15名ほど参加されていました。今後の予定を確認した後、参加されている方たちの報告をお聞きしました。SPISが、様々な場面で活用されていることや、利用の仕方、目的もいろいろあることを知ることができました。また、実際の利用者さんとのやりとりの様子や、その後の変化など、具体的な報告をお聞きし、日々利用している自分にとって参考になることがたくさんありました。
私も利用をはじめてからのことを報告し、また、やってみて疑問に感じていたことを率直に話させていただきました。ふだん直接お会いして面接していることがほとんどなので、相手の見えないパソコン上でのやりとりでは、言葉の選び方、使い方を迷ったりします。お互いが目で見えることで、補っていることが多くあることを実感していることを話しました。そこでは、実践に沿ったアドバイスや、温かい言葉をいただくことができ、自分も納得できましたし、これから活かしていきたいと思いました。
会議に参加させていただきながら、SPISの可能性の広がりを感じ、こうして私も関わらせていただくことができることがとても楽しみになっています。これからも積極的に学んでいきたいと思います。
(ピアス 増田静枝)