オープナーでは定着支援の一環として、月1回働いている当事者で集まる活動の場を「仕事談話室」として開催してきました。
今年度はコロナ禍に対応した新しい取り組みを始めましたので、この場で紹介させていただきます。
障害者雇用がすすんできたとはいえ、まだまだ「職場に当事者は自分だけ」という職場も多くあります。仕事談話室では、日々の悩み事、苦労している事、良かった事、自分たちがどう社会人として成長していくかなどを話すことで、「同じ立場だから分かり合える」「頑張っている仲間の顔を見て安心する」場として活用してもらっていました。
コロナウイルスの感染が広がる中、法人としては「感染しない/させない」を合言葉に、対応を行ってきました。多い時は30人以上集まることがある「談話室」。集団で集まるリスク、移動する際のリスクもあり、密を避けるため、2月以降開催することを見送ることになりました。
そして、少しずつ緩和されたとはいえ、今も「人が集まること」への制限がある状況です。でも、今まで通り談話室は続けていきたい・・・。ということで、「zoom」を使った「オンライン談話室」を6月から開催しています!
毎月、20人弱の方がスマホ・パソコン・タブレット等で参加して下さっています。
当初はメンバーも職員も接続に戸惑っていましたが、回数を重ねてだんだん慣れてくることが出来ました。
テーマは近況報告、それぞれの職場でのコロナ対策、今までやってきたような仕事での出来事を相談しあう“仕事あるある”話、最近の気分転換方法を紹介しあったり、時にはzoomで遊ぶお楽しみ会などもやってきました。
オンライン開催の良いところは、行かなくても参加できること。元々夜の時間帯に行っていましたが、ご自宅が遠方の方・夜の外出が心配な方にとっては移動なく参加できるメリットもありました。メンバーからもコメントをもらったので、紹介させて頂きます!
8月は毎年夏に行っていた納涼会をオンラインで開催しました。また、オープナーのZoom談話室の噂を聞きつけ、長野県の就労支援センターの職員さんが見学されました。こういった遠隔での参加もオンラインならではですね。
僭越ながら企画を一部担当いたしましたが、皆さん楽しんでいただけたようで大変嬉しいです。
まだまだ厳しい状況の中で、踏んだり蹴ったりな状況が続きます。そんな気持ちを少しでも皆さんと晴らせればと思いますので、迷ってるメンバーは是非覗いてみるだけでも。
私は体調面でなかなか面談や談話室を利用できない時が続いていたのですが、今回オンラインの利用ができるようになり、談話室をまた利用させて頂いています。
はじめはドキドキしましたが、楽しく参加しています。
メンバーの皆様へ。
コロナ禍の中で、毎日の仕事、生活の中ではなにもないような表情をして生きてます。
なんとなく不安がっちゃいけないみたい。。。に思えて頑張ってしまったりしてますが、私はすごく不安です!(本音)
でもそりゃあ不安だよなあ。できっといいし、不安だよねーと言い合うこと。言える場所が今は必要な気がするのです。私はそんな場所がオープナーなので、メンバーの皆様と、職員さんが居てよかったなー。と思って感謝しています。どうぞ無理をせずお過ごしください。
10月より少ない人数で再開し始めた「リアル談話室」と「オンライン談話室」、どちらも一長一短ですが、「今まで通りつながりを持ち続ける」「みんなも頑張っているから、自分も頑張ろうと思える」・・・そんな時間をつづけていきたいと思います!
オープナーメンバーの方でご興味がある方はぜひ担当までお問い合わせください。