青梅の家族会で当事者スタッフが講演しました

法人本部 2016/09/22

9月17日、青梅の家族会「ほっと・スマイル」の定例会に、シュロ亭のピア(当事者)スタッフ櫻井博さんと共に参加してきた。当日は多摩棕櫚亭協会のご紹介もさせて頂いたが、メインディッシュは何と言っても櫻井さんのお話し。今回は家族会のお誘いと言う事もあり、いつもの体験談に加えてご両親とのやり取りを、時には当日お二人から貰ったお手紙を読み上げながらお話しされた。正に渾身の作!と言う感じだった。ご本人曰く「当時の事を思い出すのは今でも辛いけど、ご家族には誤魔化してはいけないと思って…」と。彼の誠実な人柄が覗く。その思いはご家族に届き、会場は全員の周波数がピタリとあった感じ、何か「双方の橋が渡った!」瞬間に居合わせた感じだった。私も感動し涙を流したものの、実は私が彼と出会った10年なんて物事がうまく回りだした10年なんだと思い知らされた。それまでに彼とご両親との間には、たくさんの葛藤、争い、すれ違いがあった事を彼の話は物語る。「ご家族も当事者」とはよく言うが、正にそれを実感した瞬間だった。会場のご家族も、彼の話に後押しされるように、涙ながらに様々な思いを語られた。中には「櫻井さんの話には感動したが、今でも娘を医療保護入院をさせてしまった傷が癒えない」と、切々と語るご家族もいた。「ご家族を支えるサービスがこの国は少なすぎる…」そんなことも痛感した。話の最後を櫻井さんはこんな言葉で締めくくった。「病気になって僕も途方にくれたが、今にして思えば父も母も同じだったんだと思う。精神病になると言う事は、今まで引いてきたレールをもう一度引き直す様なもの、だから回復までに時間がかかるんですよ」と…深くて重い言葉だった。

この日の司会は中住さん、この貴重な機会をくれた方だ。東京青梅病院を退職し、舞台を地域に変えて活躍されている。今はひこばえの家の理事長を始め、東京つくし会の理事、この家族会の世話人と病院時代よりかえって忙しいそうだ。何とも頼もしい。

いい時間を過ごした。櫻井さん、中住さん、そして「ほっと・スマイル」のご家族の皆さん、本当にありがとうございました!

報告者 小林 由美子

フリーマーケットの売上及び東日本大震災義捐金について

なびぃ 2016/01/13

なびぃは、12月12日(土)にフリーマーケットに出店いたしました。
そちらの売上が出ましたので報告いたします。
今回の売上金は、11,330円でした。
売上金の11,330円は、日本赤十字社を通じて東日本大震災の復興支援のための義捐金として寄付させていただきました。
皆さんご協力ありがとうございました。

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第2回 家族講座「家族SSTから学ぶ家族としての接し方」開催のお知らせ

研修会 2014/12/26

心の病を持つ当事者の家族として、今後のことを考えるとこの先どうなってしまうのか?
日々接しているけど相手の考えていることや思いがわからなくて今の自分の接し方がよいのか不安になることはありませんか?
そうした事でお悩みのご家族のお力になれるよう、例年、支援センターなびぃで「家族講座」を開催しています。

昨年も講師の高森信子先生から力強い応援メッセージを頂き、たくさんのご家族が元気をもらうことができました。
そこで今年も高森先生をお呼びし、また新たに高森先生から力強いメッセージを頂こうと思っています。
心の病を持つ方が元気になるために、共に生活し日々向き合っているご家族も一緒に元気になっていくことが大切だと思っております。

この講座を通じて今までの事を振り返っていただき、これから先の事を考えていくきっかけにしていただければと思います。

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第2回 家族講座「家族SSTから学ぶ家族との接し方」の報告を掲載

研修会 2014/04/22

3月29日(土)、社会福祉法人多摩棕櫚亭協会の地域活動の一環として家族講座を開催しました。
当日は雲ひとつない快晴で天候に恵まれました。
上着を着ていると暑いくらいの天候のなか開催された家族講座会場いっぱいの約30名のご家族の方々が参加しました…

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