[受付終了]多摩就労支援ネットワーク連絡会議

研修会 2023/05/31

毎年ハローワーク立川と共催で行っております、『多摩就労ネットワーク連絡会議』を今年度も開催いたします。

「就労アセスメント〜法改正を受けて、今私たちにできることは?

講演 : 「就労アセスメント~江戸川区の実践~」

講師 鈴木大樹氏(江戸川区立障害者就労支援センター所長)

パネルディスカッション:「今私たちにできることは?」

 鈴木大樹氏(江戸川区立障害者就労支援センター)

                 栗田真由美氏(シダックスオフィスパートナー株式会社)

荒木 浩(障害者就業・生活支援センターオープナー)

・日 時  2023721() 13時~16(開場12:30
・場 所  立川地方合同庁舎(ハローワーク立川) 3階会議室
・対象者  就労支援機関・ハローワーク・企業・行政・大学・就労相談・支援に携わる方

・申込〆切 先着順・7/7(金)まで ※今年度はオンライン開催は行いません。

ネットワーク連絡会議 お申込みページ(Googleフォーム)

R5年度ネットワーク連絡会議チラシ(PDFファイル)

HP用サムネイル

[受付終了]当事者セミナーオンデマンド版

オープナー 2023/02/03

チラシ画像

【2023.03.31更新】動画公開を終了いたしました。今年度も沢山のお申込み・視聴ありがとうございました!

オープナーでは、今年度も「働く当事者からのメッセージ」シリーズ第12弾として、「働く当事者が語る ~それぞれのストーリー~」を開催いたしました。

昨年度からは、ライブ配信+オンデマンド配信の2種類で開催しております。

デイケアや就労継続B型の利用者の皆さんからは「緊張したけど直接聞けて良かった!」との感想を沢山いただきました。今年も当事者にしか話せない、当事者の立場からのことばをこれから就職を考える方・支える支援者の方・迎え入れる企業担当者の方に受け取って頂けましたら幸いです。

今回、11月17日に行われたライブ配信を、プログラムとして使いやすく再編集した「オンデマンド版」を公開いたしました。ぜひ以下のフォームリンクよりお申込みください。

オンデマンド配信(Youtube)

内容:当事者セミナー+生配信パートの一部

公開期間:2023年2月~3月末

働く当事者3名が登壇! 働こうと思った動機やモチベーション、働き続けるコツ等体験談を語ります。

お申込みはこちらから(Googleフォーム)

なお、昨年度に引き続き視聴につきましては、フォーム内にあります「当事者セミナー視聴にあたってのお願い」をご同意いただいたデイケア・事業所・企業が対象となります。「視聴にあたってのお願い」は、登壇する当事者の方に安心・安全にご講演いただくため、またセミナーが成功となるように、お願いしております。ご確認・ご協力の程どうぞよろしくお願い致します。

お問い合わせ先:オープナー 高橋・川田(042-577-0079)

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[受付終了]第2回 精神障害者就労定着支援連絡会『障害者雇用における雇用の質を考える』開催のおしらせ

オープナー 2022/12/26

連絡会

オープナーより精神障害者就労定着支援連絡会『障害者雇用における雇用の質を考える』開催のおしらせをさせていただきます。

障害者雇用は障害者雇用数をはじめ、実雇用率など右肩上がりに増加しています。増加の背景としては、雇用率制度の代表とされる制度の改正。特例子会社の設立増を含めた企業のコンプライアンス、CSRへの意識の高まり、就労移行支援事業、就労定着支援事業などの就労支援を行う福祉サービスの充実、加えて当事者が、障害者手帳を利用して働くことへの抵抗感の減少など様々ことが考えられます。『数』の充実は図られていますが、一方で精神障害者の就労定着率は半数程度にとどまっており、大きな課題となっています。まだまだ障害者雇用が、『数』を求められており、『雇用の質』の向上に目が向けられていない状況なのではないでしょうか。

今回の連絡会では、厚生労働省職業安定局障害者雇用対策課 課長 小野寺徳子氏に、超短時間労働などの雇用促進法の改正について中心的に、障害者雇用の今後についてお話しいただきます。

後半には精神障害者を雇用する企業 2社のご担当者様に障碍者の雇用の状況、雇用の質の向上のための取り組み状況や課題についてお話しいただきます。

『働くこと』は生活を維持する上でとても大事なことです。しかし私たちは収入を得るためだけに働いているわけではありません。人としての成長や社会とのつながりを得る機会にもなっています。障害ある方の就労にとってもそれはとても重要なことです。現在の障害者雇用はどのような状況にあるのか、今後どうあるべきなのかについて参加される皆様と共有していきたいと思っています。どうぞ奮ってご参加ください。

詳細はこちらのチラシをご覧ください⇒令和4年度第2回チラシURL版

日 時  令和5年2月6日 (月)13:00~16:30

方 法  ZOOMによるオンライン開催(見逃し配信の予定あり)

内 容 『障害者雇用における雇用の質を考える』

行政説明   厚生労働省職業安定局障害者雇用対策課 課長 小野寺徳子氏

実践報告   みずほビジネスチャレンジド 平賀 正樹氏

リゾートトラスト株式会社  北沢 健氏

対 象   企業、医療機関、就労支援機関、教育、行政など精神障害者の就労支援・障害者雇用に関わる皆様

定 員  50名

費 用  無料

お申込み 下記アドレスのgoogleフォームにて必要項目をご入力ください。受付を終了いたしました。

https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSdvSvkVstVrP-fVFA2Z-W4Az9fLG2vp-ViftXrIf20FUJpspA/viewform

※セキュリティの関係上、フォームでのお申し込みができない場合は貴社名、参加者名、メールアドレス、住所、連絡先、見逃し配信の有無をご記入の上、opener@shuro.jpまでご連絡ください。

【ご報告】当事者セミナー「働く当事者が語る~それぞれのストーリー~」ライブ配信

オープナー 2022/12/14

去る11月17日(木)、障害者就業・生活支援センターオープナー主催で当事者セミナーを開催しました。コロナ感染予防の観点から、開催方法としてライブ配信を行いました。

当事者セミナーは、働きたい当事者に向けて、働いている当事者が登壇し体験談を語ります。今年で12回目となり、当事者が語る生の声は毎回好評となっております。

 

テーマは「働く当事者が語る ~それぞれのストーリー~」

働こうと思った動機やモチベーション、症状とどう付き合いながらどんな準備をしてきたのか、働き続けるコツなどを3人の当事者に語って頂きました。

3人3様のエピソードでしたが、働き続けるために、自分の事を知っているということ、職場に正直に伝えていることなど他にも共通していることもありました。

最初から上手くいっている訳ではなく、どうにかしたいという気持ちがありながらも、否応なく襲ってくる症状に苦しんでいた事を話されており、その話しの中で、

「何か調子が少しずつ悪くなって、気持ちはあるけれど、身体が付いてこない、心がついてこない、帰り道で気持ち悪くなり、家についたころには真っ青な顔をして、何かもう全然バラバラですごくつらかった。」

というエピソードがありました。言葉だけでは足りないくらいのつらさが感じられ、とても印象的でした。

質疑応答では、チャットでリアルタイムに頂いた質問に答えていきました。たくさんの質問があり、限られた時間の中で答えた一部を紹介します。

参加者の皆さんからは、「就活時、大切にしていたことは?」「デイケアでプラスになっている事は?」など、今のご自身に引き付けたご質問をたくさんいただきました。登壇者からの返答は、ぜひオンデマンド配信をご覧ください!

アンケートでは、満足だったとの評価がたくさんありました。一部ご紹介します。

当事者からは…「働くことの大変さを知れて良かった」「訓練で、技術的なものだけでなく、忍耐力や基本的な体力がついたことなどが聞けてよかったし、視野が広がった。」「共感できることが聞けて良かった。今後の糧にしていけそう。」「生の声を聴けて良かった。」「参考になった。」などなど。

支援者からは…「リアルな体験を聞くことが出来て良かった。」「トレーニング、準備時間の大切さが伝わった。」「困難や悩みを乗り越えての体験を聞くことが出来、今後の支援の参考になった。」などなど。

一方で「もっと質問の回答が聞いてみたかった。」「質問時間がもう少し欲しかった。」等の意見もありました。たしかに質疑応答の答えきれなかった質問がたくさんありました。そこで、配信終了後、急遽アフタートークを収録し、全ての質問にお答えすることになりました。

2月に公開するオンデマンド版には、ライブ配信の内容にアフタートークを加えた完全版として配信いたします。既にご参加された各事業所にURLを配布してありますので、興味のある方は、その施設の職員さんにお声かけ下さい。

 

自分を語ることはなかなか出来ない事です。成功体験だけでなく大変だったこと苦労したことなども語る。

辛い過去に触れる事にもなり、思い出したくない過去もある。

自分の身に起きている出来事だからこそ、嘘偽りのない正直な感情と言葉は、聞く人の心に残るのだと感じました。

実は現場ではバタバタした状況で、音が出なかったり映像が映らなったりとトラブルが発生してしまいました。アンケートには「トラブルはあったが、ライブ感があって良かった」との温かい目で見てくれている意見がありました。

ご参加の皆様、ご協力ありがとうございました。

 

最後に働きながら当事者セミナーの準備をしてくれた3人の登壇者に感謝いたします。ありがとうございました。そして、本当にお疲れ様でした。

[受付終了]第1回 精神障害者就労定着支援連絡会 見逃し配信のお知らせ

オープナー 2022/11/22

オープナーでは、10/26(水)に第1回 精神障害者就労定着支援連絡会を開催しました。第1回連絡会では就労支援ネットワークONE中金竜次氏講師にお迎えし両立支援の実践と、医療機関との連携に関するヒントについて報告していただきました。

両立支援とは癌などの『長く付き合っていく病気』の治療を行いつつ、就労の継続を支援するというものです。

精神障害者も同様に『疾病管理と就業上の課題』を抱えており、医療と福祉の連携は必須で、両立支援の実践は精神障害者支援にとって、大いに参考になると思います。

 

つきましては、12月より連絡会の見逃し配信を行こないます。

ぜひご視聴ください。

HP用サムネイル

令和4年度第1回精神障害者就労定着支援連絡会 見逃し配信のご案内はこちら

→ 申し込みはこちらから

講師 就労支援ネットワークONE 中金 竜次氏
テーマ 両立支援に学ぶ医療連携
対象 企業、医療機関、就労支援機関、教育、行政などの精神障害者の就労支援・障害者雇用に携わる皆さま
視聴申込み期限  令和4年11月29日(火)~12月16日(金)
配信期間  令和4年12月1日から12月31日
配信URL お申込み頂いた方のみのYoutube限定公開 
資料 お申込み頂いた方にメールにて配布

(セキュリティ関連で申込が出来ない場合、オープナーまでご連絡下さい)

お問い合わせ先:オープナー 吉本・川田(042-577-0079)

[受付終了]令和4年度 第1回精神障害者就労定着支援連絡会のお知らせ

オープナー 2022/10/19

[10/19更新]申込受付を終了しました。当日の参加をお待ちしております。

オープナーでは昨年度より東京都福祉保健局による「精神障害者就労定着連携促進事業」を事業受託しています。今年度も、感染予防の観点からZoom を使ったオンライン講演とし、その後YouTubeでのオンデマンド配信で開催を続けていく予定です。

 ※ 申し込みは専用フォームよりお受けいたします ➡ 第1回連絡会 お申込みフォーム

今年度で5年目になりました精神障害者就労定着支援連絡会です。今年度はあらためて『よりよい連携』をテーマに会を行っていきます。

チラシ画像

1回は就労支援ネットワークONE中金竜次氏講師にお迎えし両立支援の実践について報告していただきます。

両立支援とはがんなどの『長く付き合っていく病気』の治療を行いつつ、就労の継続を支援するというものです。

精神障害者も同様に『疾病管理と就業上の課題』を抱えており、医療と福祉の連携は必須で、両立支援の実践は精神障害者支援にとって、大いに参考になるのではないでしょうか。

後半には、参加者によるディスカッションを行い、連携の課題の共有や、より良い連携のあり方について話し合いたいと思います。ぜひご参加ください。

⇧チラシはこちらをクリック

【お申込みはこちらまで】 第1回連絡会 お申込みフォーム

日時 令和4年10月26日(水)14:00~16:00 
配信URL お申込み頂いた方のみの限定公開
資料 お申込み頂いた方にメールにて配布
対象 企業、医療機関、就労支援機関、教育、行政などの精神障害者の就労支援・障害者雇用に携わる皆さま
講師 就労支援ネットワークONE   中金 竜次氏
テーマ 両立支援に学ぶ医療連携

 

(セキュリティ関連で申込が出来ない場合、オープナーまでご連絡下さい)

お問い合わせ先:オープナー 吉本・川田(042-577-0079)

[受付終了]シリーズ第12弾!当事者セミナー

オープナー 2022/10/07
11/14追記 お申込み頂いた方全員に当日のミーティングIDをお送り致しました。

今年度も「働く当事者からのメッセージ」シリーズ第12弾として、「働く当事者が語る ~それぞれのストーリー~」を開催いたします。

2020年からは動画配信での開催に切り替えて開催しています。

昨年度からはさらにバージョンアップし、ライブ配信+オンデマンド配信の2種類で開催しております。

デイケアや就労継続B型の利用者の皆さんからは「緊張したけど直接聞けて良かった!」との感想を沢山いただきました。今年も当事者にしか話せない、当事者の立場からのことばをこれから就職を考える方・支える支援者の方・迎え入れる企業担当者の方に受け取って頂けましたら幸いです。

オンデマンド配信は来年1月以降に予定しておりますが、今回は先行ライブ配信の受付を致します。

以下のフォームリンクよりお申込みください。

ライブ配信(zoom) 2022/11/17(木)13:30~14:30

当事者セミナー+質疑応答(生配信パート)

働く当事者3名が登壇! 働こうと思った動機やモチベーション、働き続けるコツ等体験談を語ります。

お申込みはこちらから(Googleフォーム)

2022.11 当事者セミナーチラシ

なお、昨年度に引き続き視聴につきましては、フォーム内にあります「当事者セミナー視聴にあたってのお願い」をご同意いただいたデイケア・事業所・企業が対象となります。「視聴にあたってのお願い」は、登壇する当事者の方に安心・安全にご講演いただくため、またセミナーが成功となるように、お願いしております。ご確認・ご協力の程どうぞよろしくお願い致します。

お問い合わせ先:オープナー 高橋・川田(042-577-0079)

『はたらく当事者インタビュー』秋山さん(シダックスオフィスパートナー株式会社)

オープナー 2022/10/06

今回は就労移行支援事業所ピアスの卒業生でオープナーを利用しながら障害者雇用で働き続けている秋山さんとグループリーダーの平井さんにお話をお伺いしました。

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作業中の秋山さん

現在のお仕事内容を教えていただけますか?

秋山さん 事務の仕事をしています。親会社であるシダックスでは給食事業を行っているので、私は毎日の食事のレシピ表作成などを行っています。他にも入社する社員の住所や銀行口座、給料などのデータ入力や、退職する人の離職票の作成などの労務仕事も行っています。

入社までの経緯と入社から現在までの経緯を教えてください。

秋山さん 18歳の時に統合失調症を発症したのですが、32歳までは障害者雇用ではなく一般就労で働いていました。症状は重かったのですが無理をしながら頑張って働いていました。

32歳の時にリーマンショックが起こり、会社を解雇されました。

それからいくら探しても仕事がなく家でぼーっとしていたのですが、主治医の勧めで精神障害者のデイケアに通うようになりました。

2年ぐらいデイケアに通っていたのですが、働きたいという思いがあり、就労移行支援事業所ピアス(以下:ピアス)に通うことを決めました。

就労トレーニングをしてから、障害者就業・生活支援センターオープナーの紹介で現在働いているシダックスオフィスパートナー株式会社に就職しました。

入社当時は週5日5時間勤務から始まって、徐々に就労時間を延ばして現在はフルタイムで働いています。

障害者雇用を選んだ理由を教えていただけますか?

秋山さん 幻聴が聞こえるという症状があり、会社の人間関係がうまくいかず仕事を転々としていたのですが、デイケアに通うようになり障害者雇用というものがあることを知りました。

今まで仕事が続かず一般就労は無理ではないかと思い、デイケアからピアスという流れに身を任せて障害者雇用で働くようになりました。

仕事で大変だと思うことを教えてください。

秋山さん 前職(20代の時)に必死に働いていたので、パソコン操作には自信がありますが、エンジニアという専門技術の仕事だったので、現在の事務仕事の働き方とまったく違うこともあり、仕事への姿勢や言葉遣いなどを上司に注意されることが多いので大変です。

今働く上で努力していることや、工夫していることがあれば教えてください。

秋山さん トレーナーという役割についているので、障害スタッフの一日の仕事の割り振りを考えたり、仕事の指示をだしたりする仕事をしています。

自分自身の仕事量も多いのですが、仕事をしながら周りのスタッフから仕事について聞かれることに対応していて、忙しくてもイライラや怒ったりしないように気を付けながら仕事をしています。

職場ではどんなサポート・配慮を受けていますか?

秋山さん 入社した時から“電話応対が苦手なこと”と、“リーダーはできないということ”を言っていました。

電話応対については、内線の電話だけをとるということを配慮してもらっています。

今はトレーナーという役割をしているのですが、人に指示を出すことなど苦手と伝えているので、他のトレーナーや上司に助けてもらいながら仕事をしています。

日々の生活と仕事のバランスで気を付けていることはありますか?

秋山さん 睡眠がうまくいかないことがあるので、睡眠薬を飲んで寝ることを心がけています。

会社にいるときは仕事のことを考え、会社から出たら仕事のことは考えないようにしています。

支援機関をどのように利用していますか?

秋山さん 月に1回振り返り面談をしてもらっています。会社という空間が苦手というかよくわからないので、面談を通じていろいろ話をして頭を整理しています。支援してくれる人がいると思うことが、精神的にも安心につながっています。

「これから働きたい!」と思っていらっしゃる方にメッセージがあればお願いします。

秋山さん 障害者雇用と言っても障害者が働くことは大変だと思いますが、支援してくれる人や主治医、同じ障害を持ったスタッフなど、一人で生きているんじゃないと思って私は働いています。人間が作る社会だから人間とうまくやっていくことが大切だと思います。

なかなか精神障害者には難しいと思いますが、真面目に働いていれば、ほんのささやかなことかもしれないけれど、いいことがあると思います。

シダックスオフィスパートナー株式会社 グループリーダー:平井さん

秋山さんの印象を教えていただけますか?

平井さん 仕事に取り組む姿勢は、とても真面目です。

現状維持、0か100か、という考え方が強く、自分自身の思い込みと、周りの方との認識のズレが生じることが多い方でしたが、生活環境の変化やプライベートの充実により、人との距離を取った話し方が出来るようになり、前向きな考え方にも変わってきました。他のトレーナーと「協力する」ことにも気付き、トレーナーの1人として、スタッフからの信頼も大きくなりました。

これまでにどのようなサポート・配慮をしてきたのか教えていただけますか?

平井さん 障害は、その方の個性だと思っています。10人居たら10通り、というように1人1人と向き合い、寄り添う気持ちでサポートをしています。

電話対応が苦手な方なので、外線はとらず内線のみで対応してもらうなど、業務の配慮をしています。苦手なことを「やらない」ではなく、何が出来るのかを一緒に考えて、仕事を一緒にしています。

精神障害をもつ方の定着でポイントはありますか?

平井さん 仕事上の問題点や解決方法等を、週に1度、指導員の定例会議を行い情報共有し、スタッフには個別にフィードバックをし、業務の改善や安定につながるようにしています。

支援機関との連携について教えて下さい。

平井さん 定期的な面談の実施と、情報共有をさせて頂いております。

これから働きたいと思ってらっしゃる方に向けてメッセージをお願いします。

平井さん まずは、働くことができる体調作り、次に自分自身の長所・短所の把握、コミュニケーションを積極的に取れるようになること、最後に頑張りすぎないことをポイントにすると良いと思います。ささやかな良いことがあったり、毎日が楽しい、と思える職場にきっと出会えると思います。

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会社の入り口前 秋山さんと平井さん

インタビューにご協力いただきましてありがとうございました。

令和4年度 多摩就労支援ネットワーク連絡会を開催しました

オープナー 2022/08/04

去る 7月15日(金)に多摩就労支援ネットワーク連絡会を開催しました。

ホームページへの掲載が遅くなってしまい、申し訳ありません。

さて、昨年度まではコロナ渦で密を避けるためにオンラインでしたが、約、2年ぶりに対面式で開催しました。100名入る会場で、定員を50名に設定し、結果、約60名の方にご参加いただきました。もちろん一席ごとに座っていただくことや、席の間にパーテーションの設置、消毒や換気、受付も密にならないように入口を2つ設けるなど、クラスターにならないように、細心の感染対策を十分に行いました。

さて、講演テーマですが

「障害者雇用は本当に進んだのか?」と題し、企業における障害者雇用の現状について、一般社団法人障害者雇用企業支援協会(SACEC) 専務理事・障害者雇用アドバイザーの石崎雅人氏にご講演して頂きました。石崎さん1

障害者雇用は、この10年で、障害者雇用促進法の改正や就労支援関連のサービスの充実などにより、雇用障害者数は59万人を超え、大きく前進しています。つまり、結論としては、「障害者雇用は進んでいる」が、課題は山積とのことでした。

 

では、どのように変化し、どのような課題があるのでしょうか?

講演会では、障害がある方が「障害雇用率がなくても、私を雇いますか?」企業側は何も答えられなかった。と、石崎氏の過去のエピソードを話してくれました。

障害がある方のとてもまっすぐな質問だと思いました。本当に雇用したくて雇用さているのか、必要とされているのか不安の中、働いている気持ちが出ていると思いました。

「雇用率があるからこそ雇われている」流れになっていることも、とても大切な現状が露わになったエピソードだと思いました。

講演会の中で、次のようなテーマで以下のような話をしてくれました。

“企業はなぜ障害者雇用に取り組むのか?”

まず障害雇用はなぜ必要なのか?特例子会社の役割などについて、そして、国連総会で全加盟国が合意したSDGsの目標も雇用に関係しているとのことなどの説明がありました。

今、企業は雇用率があるから取り組むだけでなく、SDGsの「誰一人取り残さない持続可能でより良い社会の実現」という経営課題として捉えられるべき事柄であり、企業戦略の一角になっているとお話がありました。

また、調査・アンケートなどから障害者雇用数、特例子会社数は10年前より1.5倍増と着実に進展し、特例子会社で雇用されている数は2倍増と特例子会社の役割は大きいということでした。一方でいわゆる中小企業はなかなか進展しない、雇用代行ビジネスの利用の是非、障害がある方の1年間での定着は50%を切る難しさ、障害がある方及び親の高齢化など様々な課題も出てきたこと。

障害者が取り残されないためにも“雇用の質”が求められる。

全体1これまでの福祉から企業への一方通行ではなく、これからは福祉と企業が連携して“雇用の質”の追求をしていくことが重要との話がありました。

 

 

講演会終了後の皆さんからのアンケートでは…

  • 「障害者雇用の実情や今の課題など分かりやすい説明で参考になった」
  • 「障害者の働き方・働く事について改めて考え向き合っていきたい」
  • 「業務の質について考えることが出来た」

など

就労系支援機関・精神科デイケアからは、所属のサービス提供について、企業からは、安定して働いてもらうための関わりはどうしたらよいのかなど現状を振返り、今後どうしていくのかを考えさせられたという意見が沢山ありました。

今回のテーマ「障害者雇用は本当に進んだのか?」

これからは「ただ雇用する」時代は終わり、これからは継続をしてもらえるための“雇用の質を求める”について、改めて考える転換期だと思いました。

一方で、企業も生き残りをかけた経営で、人材も大事だとすると、雇用する人選条件が高くなり、入口が狭くならないようにしてほしいとも思いました。

雇用の質を求める一方で、企業に対する障害理解や業務マッチングなど、就労支援機関、医療機関も連携し、障害がある方を中心とした、相対的にWin-Winな関係になる社会を目指し、そして障害がある方が幸せになるように関わっていけたらと思いました。

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[受付終了]多摩就労ネットワーク連絡会議

オープナー 2022/06/21

[6/21(火)15:30更新] 定員を超えるお申込みを頂いたため、受付を終了いたしました。ありがとうございました。

毎年ハローワーク立川と共催で行っております、『多摩就労ネットワーク連絡会議』を今年度も開催いたします。

「障害者雇用は本当に進んだのか?」あらためて今、現状・課題をふりかえる~

ご登壇:一般社団法人障害者雇用企業支援協会

常務理事・障害者雇用アドバイザー 石崎 雅人 氏

・日 時  2022年7月15日(金) 14時~16時
・場 所  立川地方合同庁舎(ハローワーク立川) 3階会議室
・対象者  就労支援機関・ハローワーク・企業・行政・大学・就労相談・支援に携わる方
・定 員  50名(定員になり次第締め切りとなります)
・申込〆切 先着順・6/24(金)まで

ネットワーク連絡会議 お申込みページ(Googleフォーム)

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2022 ネットワークチラシ

 

 

 

 

 

お問い合わせ:障害者就業・生活支援センターオープナー TEL:042-577-0079

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