根岸病院デイケアで出前講座を行いました!

ピアス 2017/06/21

5月22日に根岸病院のデイケアでオープナーと一緒に出前講座を行ってきました。

この日は、根岸病院のデイケアで行われている就労プログラムの日でした。プログラム中の地域資源を知ろうというシリーズの一環で、今回は就労移行支援事業所の話を聞いてみようという会でした。「棕櫚亭さんが来る!」という企画に合わせて、お話しさせていただきました。

当日、デイケアには、全部で40名くらいの方が参加されていて、あたたかく私たち二人を迎え入れてくださいました。その中から希望者だけが就労プログラムに参加されます。10名くらいの参加がありました。

私は今回の講座でお話をするにあたり、現在デイケアに通っている方々に、ご自分が働きたいと思ったとき、働くためにはどうすればよいか、また、働き始めた時のイメージを持っていただければという思いで向かいました。

お話する中で、まず、雇用する側はどんな人に働いてほしいと思うか?ということを一緒に考えていただきました。参加されている方からは、「安定して通えること」「人間関係をうまくやっていくこと」などが出されました。会社から求められる働く力を一緒に確認しながら、ピアスはそれを準備していく場所であることや、どのようにして、その力がつけられるよう支援していくかというお話をさせていただきました。

今回私はこの出前講座が初の試みだったのですが、いまデイケアに通っている方に興味をもっていただくためには、どんな内容にすればよいか、どういう風に組み立てるとよいか‥先輩たちの知恵も借りながら準備をしました。参加される方たちに考えていただく時間をつくったり、目で見て理解しやすい資料をそろえたつもりです。参加された方からは、わかりやすかったとの声を多くいただき、ほっとしました。「お弁当の配達ってどこへ?」、「食品関連の作業に苦手感があるけど大丈夫?」、「棕櫚亭ってどんな意味があるのか?」など具体的な内容の質問もあり、興味を持っていただけたようでした。中には、就労移行支援事業というサービスの存在自体を初めて知ったという方もいらっしゃいました。これを機会に興味を持ち、働いてみようか?と思えるきっかけになれば幸いです。

これからも、チャンスがあるときは、どんどん発信していけたらいいなと思っています。

ピアス 増田静枝

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就労プログラムで「OBの話を聞く会」を行いました。

ピアス 2017/06/07

5月26日に行われた就労プログラムでは、「OBの話を聞く」というテーマで、ピアスを卒業してオープン就労で働かれている2人に講師として来ていただきました。

今回、講師を引き受けていただいたのはNKKスイッチズに勤められている川崎さん、タクトホームに勤められている高橋さんです。

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2人からは、ピアスをどのように利用したのか、会社でどのように働き、長く働く為にどのようなことを大切にしているのか、を中心にスピーチしていただきました。

その中で、ピアスや会社でモチベーションを保つ為に行っていること、現在の業種を選んだ決め手、会社で実際に困ったこと、ジョブコーチで受けている支援、私生活での工夫等、様々なことを丁寧に伝えていただいたと思います。話を聞く現メンバーも最後まで意欲的で、沢山の質問も出てきました。

 

スピーチを聞いた後には、5~6人のグループに分かれて、感想を出したり「長く働き続ける為には何が必要か?」「トレーニングに積極的に取り組むには?」等を話し合いました。スピーチで話していただいたポイントに共感しているコメントも多くみられました。

 

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スピーチを聞いてみて・・・メンバーさんからの感想

・卒業生のナマの声を聞けて良かった。休憩やプライベート、睡眠が重要だと思った。

・特に心に残ったのは「楽をする」と「さぼる」の違い。仕事もプライベートもエネルギーの配分が大切だと感じた。自分自身も苦手意識があるので日々のトレーニングでも取り組んでいきたい。

・働き続ける為に自分にはどんなことが必要か考える機会になった。一人で考え込まない、夢を持って働くことが大切なことだと思いました。

 

 

スピーチを終えて・・・講師を務めた2人の感想

川崎さん

皆さんがちゃんと聞いてくれてホッとしました。後輩の人たちに最も伝えたかったメッセージ「できる仕事とやりたい仕事の違い」「飛ばしすぎない働き方の大切さ」が伝わった感じなのは良かったです。

今までの自分の経験が原稿作りを通して改めて振り返られる機会になったのでそれも良かったです。

 

高橋さん

自分がしてきたことについて、周りから共感を持ってもらえて嬉しかったです。想像以上に反響をいただいたと思います。

今のメンバーさんから受けた質問から、今のメンバーさんがどのような所に悩まれているかも少し分かった気がします。

原稿作りは大変だったけどやりがいがありました。

 

川崎さん、高橋さん、素敵な話をありがとうございました。

(鈴木剛史)

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全就協の就労移行支援事例集がアップされました。

ピアス 2017/05/19

ピアスは就労移行支援事業所の全国組織の全国就労移行支援事業所連絡協議会(以下、全就協)に会員登録しています。全就協の活動の中に、『就労移行支援事業のノウハウの構築と普及・啓発』があり、今年度は会員事業所から好事例を集め、ホームページにアップしています。精神障害のある方の就労支援を始め様々な事業所の実践が継続的にアップされていく予定になっています。ピアスも今回事例を提出させて頂きました。この様な機会が就労移行支援の質の向上や、障害者雇用の充実につながればと願っております。下記に全就協のリンクを掲載いたしましたので皆様どうぞご覧下さい。

全国就労移行支援事業所連絡協議会http://voccouncil.org/

 ピアス(就労移行支援事業/自立訓練事業(生活訓練))

副施設長 吉本佳弘

【報告】家族説明会を開催しました

ピアス 2017/03/03

去る1月14日(土)にピアス家族説明会を開催しました。

就労準備というとついトレーニングにばかり目が向きがちですが、日々の生活の事・病気や障害との付き合い方もとても大切な事柄です。ピアスではご家族にもご理解を頂きながら一緒に取り組んでいくために定期的にご家族向けの説明会を開催しています。 (さらに…)

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「ピアス通信第12号」を発行しました

ピアス 2017/03/01

ピアスの「作業体験プログラム」で利用者が作成している、SSKPはれのちくもり別冊 ピアス通信第12号 を発行しました。

ピアス通信12号

今回は、1月23日にピアスの就労プログラムの中で、調布はしもとクリニックの橋本先生をお招きして講演をしていただいた内容を取り上げました。お話の内容や、みなさんから出た質問へのお返事も掲載しております。

また、ピアスの卒業生の方にインタビューに応じて頂き、ピアスを利用して就職するまで、また就職してからのお話を聞かせてもらいましたので、是非ご覧ください。

なお、誠に勝手ながら、3月号・4月号はお休みさせて頂きます。次号の発行は5月末を予定しております。ぜひお楽しみに・・・!

「ピアス通信第11号」を発行しました

ピアス 2017/01/30

ピアスの「作業体験プログラム」で作成している、SSKPはれのちくもり別冊 ピアス通信第11号 を発行しました。

今号では、12月にオープナー主催で行われた当事者セミナーを特集しました。セミナーの報告に加え、参加したピアスメンバーに様子や感想をリポートしてもらいました。

また俳句・川柳が趣味のメンバーが、職員から川柳作品を募り、プログラム参加メンバーにて天地人の選出を行うという「棕櫚亭川柳大会」を企画しました。ピアス通信では主に棕櫚亭の「働く」に関するトピックをお伝えしていますが、こういった趣味や余暇に関する話題も積極的に取り入れていければと考えております。

次号ではピアスの就労プログラムの様子と、ピアス卒業生のインタビューをお送りする予定です。ぜひお楽しみに!

ピアス通信11号

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【報告】働く当事者からのメッセージ

福島就業支援ネットワーク研修会で実践報告しました

ピアス 2017/01/18

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去る12月9日、福島就業支援ネットワーク研修会主催の就労研修でピアスの実践報告の機会をいただきました。前半が厚生労働省の香月就労支援専門官から国の就労支援の動向について、その後に「ピアスにおける精神障害者の就労支援」として40名前後の関係機関の方々に報告させていただきました。精神障害者の就労支援システムを構築したいというスタート時からの経過、ここ数年の発達障害への対応としてのCES(コミュニケーションプログラム)の取組み、そして最近の生活訓練事業との多機能スタイルまで幅広く話したためまとまりに欠けてしまった部分もありましたが、ピアスが節目節目で大事にしてきたことを振り返るよい機会となりました。

私自身、最近発達障害への取り組みを話す機会が多く、日常考えることも少しかたよっていたのだと思います。質問の中で「トレーニングを振り返って課題や目標に気づくというサイクルは、本人にとって酷なことではないのか」という意見をいただきました。私は、指摘を指摘として伝えることは簡単だけど、自分で気づくためのタイミングや働きかけが大切であるというようなことをずいぶん熱く補足させていただいたように思います。このような質問をしていただいたことで、精神障害者の就労支援をしていく上でピアスが大切にしてきたメンバーとの関わりを、私自身が再確認できた貴重なやりとりでした。

終了後の懇親会でも企画側を始め参加者の皆様方に温かく迎えいれていただき、美味しいお酒をたくさんいただきながら震災後のお話なども聞かせていただきました。ああもっと!というところで新幹線で帰路につきましたが、ぜひこの出会いを大切にしていきたいと強く思った一日でした。

ピアス 施設長  高橋しのぶ

 

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「ピアス通信第10号」を発行しました

ピアス 2017/01/05

SSKPはれのちくもり ピアス通信第10号を発行しました。

11月に行われた理事会の報告や、新理事長 小林由美子へのインタビュー、東京YMCA医療福祉専門学校での講演の様子など、盛りだくさんとなっております。ぜひご覧ください。

ピアス通信10号

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理事長就任の挨拶

理事長退任に当たって

東京YMCA医療福祉専門学校へ講演に行きました。

【お知らせ】冬期休暇について

法人本部 2016/12/29

~ 冬期休暇のお知らせ ~

12月29日(木)より法人のすべての事業所が冬休みに入ります。

「ピアスが1月4日」、「なびぃが1月5日」、「オープナー・棕櫚亭Ⅰが1月6日」より、開所となります。

新しい年も、社会福祉法人多摩棕櫚亭協会をご愛顧賜りますようお願い申し上げます。

社会福祉法人 多摩棕櫚亭協会

「LABO☆くにスタ」クリスマス会!

法人本部 2016/12/26

国立市公民館の中高生のための学習支援事業「LOBO☆くにスタ」で開かれたクリスマス会に参加させていただきました。ピアスでは、このLABO☆くにスタに月1回程度お弁当をお届けしています。

12/14当日は、3つのグループに分かれて、それぞれのグループで2品作りました。私が入ったグループでは、カボチャのミルク煮とチキンカツを作りました。ケーキを担当したグループでは、オーブンに入れた生地が横からマグマのように溢れでてきて、大慌て。

手慣れない感じがありながらも一所懸命やっている姿が微笑ましく、私もできることをお手伝いしていきました。この事業にスタッフとして参加している大学生は、一つの大学からではなく、それぞれの大学で募集をみて、応募されてきた学生さんだそうです。何人かの学生さんや地域のボランティアの方たちとお話をしていく中で、それぞれの思いや楽しさを教えていただきました。

山のように出来上がった料理は、食べ始めるとあっという間になくなっていきました。特にみんなでアイデアを出し合いながら、なんとか形になったケーキは、また格別に美味しかったです。私たちが届けるお弁当も、こうしてあっという間に喜んで食べていただけているのだろうと思います。この事業に、少しでもかかわらせていただいていることに、喜びを感じる時間でした。

地域貢献は、今、棕櫚亭の大きな目標の1つでもあります。これからもどんどん地域の事業にも目を向け、一緒に参加したり、企画をしたり、やれることをどんどんやっていきたいと思います。

(増田静枝)

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