暑さの厳しい季節が始まりましたね
おいしいごはんでスタミナを付けて夏を乗り切りたいです。
今月もピアスのお弁当をよろしくお願いします
7月のメニュー表はこちらから⇒7月メニュー表
ピアスの就労移行支援事業には厨房、環境整備(清掃)、事務補助の3つの部門があり、毎週月~木曜日に就職に向けたトレーニングとして作業を行っています。
今回は厨房部門のご紹介です。
(午前中、配膳の様子)
ピアスはお弁当屋の顔も持っています。お弁当を注文してくださる近隣のお客様、また棕櫚亭内部で用意する昼食、合わせて毎日140食程度を作っています。厨房部門は、そのお弁当屋にまつわる業務をおこないます。お客様に食べていただく商品としてのお弁当作り、配達時のお客様のやりとりなど、実際の職場に近い部門です。また、午後のトレーニングは生活訓練の方にとって、就労移行の部門体験の入り口にもなっています。
(午前中、配達の様子)
午前中は、お弁当の配膳、配達などを行います。慣れてくると「役割」に挑戦していきます。役割は、お得意様へ電話での注文確認、注文数に合わせたお弁当箱の用意、配達先ごとのコンテナ詰め、そして全体のとりまとめなどです。
(午後、洗い物)
午後は厨房の片付けの時間になります。調理で使った道具や、回収したお弁当箱の洗い、拭き、収納。また、ごみの処理や清掃なども分担して行います。午前も午後もチームで作業をするというのが、厨房の特徴です。
(午後、片付け)
★利用者さんの声(就活中のOさん、就労移行3か月目のKさんにお話をうかがいました)
Kさん:午後のトレーニングで厨房の雰囲気を知るのだと思います。自分が入ったときには、ド緊張していました。今は場にだいぶ慣れてきました。作業を覚えてきたことで、どう動けばわかるようになってきたからそう感じるのかなと思います。全体のことがわかってくると自分の安心につながることがわかってきました。
Oさん:お弁当はお客様に届けるものであり、配達時間に間に合うように作業しなければならないので時間に追われてとても緊張します。でも自分でできないこときには助け合ったりできるということを経験し、チームでやることの楽しさ知ることができた部門です。
午前のトレーニングは、まずは漬物の配膳からはじまり、外へ配達に出、役割をやっていく、というようにステップがわかりやすくて、ピアスのトレーニングの特徴をよくあらわしている部門だと思っています。自分は、時間に追われることが苦手ですが、自分なりに面の皮が厚くなってきました(笑)。ヘルプを出してもよいと思えるようになったり、人に頼ることの大切さを知りました。それだからこそ逆に一人でやれた時には達成感も感じられたのだと思います。
Oさん、Kさん:厨房は、食品を扱うので、丁寧さや衛生面など気にしなければならないことが多く、けっこう緊張します。また、チームで作業をするので、安全面や作業をスムーズにおこなうためには声掛けが重要です。声掛けとか苦手ですが回数を重ねることで慣れてきたところもあるかなと思います。
Oさん:特に金曜日の午後は、チーム感が強いです。メンバーだけで作業することが多いので、みんなで話し合って進めなければなりません。タイムキーパーと呼んでいる役割になると、時間を気にしながらその場のリーダー(司令塔)になります。自分にとってはそういう体験ができたことは貴重だなと感じています。
ここまでご覧いただきありがとうございます。
ピアスでは利用見学や体験参加を随時受付しています。お問い合わせ先は下記のとおりです。
見学・問い合わせ先:042―571―6055 担当;伊藤、高橋しのぶ
大変遅くなり申し訳ありません
6月のメニュー表をお知らせします。
➡6月メニュー表
天気が安定しない日が続いていますが、
おいしいご飯を食べてエネルギーをチャージしていきましょう!
ご注文お待ちしております
ピアスの就労移行支援事業には厨房、環境整備(清掃)、事務補助の3つの部門があり、毎週月~木曜日に就職に向けたトレーニングとして作業を行っています。
今回は事務補助部門をご紹介します。
作業内容としては、軽作業、コピー、郵便物仕分けや発送、ファイリング、PC入力などの基礎的な作業から始めます。慣れてきたら売上計算や銀行の入出金、月掛けの請求、お茶出しや来客対応、外線対応など、実践的で責任ある作業にチャレンジします。
PCやコピー機などの事務機器を使うことに慣れたり、職場での立ち振る舞いを身につけることはもちろんですが、ピアスの部門の中でも特に幅広いコミュニケーションスキルを練習して身につけることができる場所です。報・連・相をしながら仕事を自分で進めていくこと、時には複数の業務を同時並行で進めていくことは事務補助ならではです。
★利用者の皆さんの声
KMさん(就労移行1年3ヶ月目)
ピアスに入る前は自分から発信することが苦手でしたが、事務補助で作業が終わった報告や、どうしたらいいかという相談ができるようになりました。また、仕事向けの電話の取り方も学びました。トレーニングと振り返りを通して、自分は仕事の説明をされるときに「見本を先に見て完成形を知っておけるといい」ことがわかりました。どういう仕事環境なら自分は働きやすいかという発見がたくさんありました。
KSさん(就労移行4か月目)
挨拶や報連相、コミュニケーションなどのスキルの向上や、社会に出るために必要な人としての成長ができたと感じています。また、与えられた仕事を一人でていねいにこなすことも頑張っています。
Yさん【生活訓練(就労移行の部門体験)】
事務補助に入りいつもよりビジネスマナーを気にするようになりました。ピアス以外のオープナーや本部の職員とのやりとりをすることもあるので、対人コミュニケーションスキルを学ぶのにいい機会になっています。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
ピアスでは利用見学や体験参加を随時受付しています。お問い合わせ先は下記のとおりです。
見学・問い合わせ先:042―571―6055 担当;伊藤、高橋しのぶ
ピアスでは毎週月~木曜日に就職に向けた作業のトレーニングと、金曜日に就労プログラムを行っています。
またそのほかに、年数回、作業に関する講座を行っています。
今回はその中から、今年1月におこなった「環境衛生講習」をご紹介します。
講師として、清掃業に従事されている増村先生におこしいただきました。
はじめに、普段使っている道具の使い方を確認しました。
説明を受けた内容は実践して確かめます。
モップの絞り方など細かな点まで確認しました。
質疑応答では、清掃内容の違い、腰をいためないポイント、効率よく動くコツなど、普段気になっていることを幅広く質問させていただきました。
★講習に参加した方の声
●Kさん(就労移行支援利用中)
講習を通じて、特に次の点が役立ちました。
①清掃にも「日常清掃」と「特殊清掃」があり、日常清掃では必ずしもやらなくてよい部分があり、特殊清掃は時間に限りがあること。職種を考える上で参考になる。
②道具の役割の細かいところが分かった。(モップでも埃が取れるので、ほうきで取れないものはモップにまかせる等)
③実際に清掃業をしている方の話を聞いて、仕事を意識して効率を考えるようになった。
講習を受けてからは、掃除をする場所や時間のかけ方を変えるようにしています。
●Tさん(生活訓練利用中)
ホコリのたまる場所など、それまで気にしていなかった点に関する話が参考になりました。
清掃後の見栄えが良くなる場所をおしえていただき、現在はその点を意識して作業しています。
ピアスで行う日常清掃には保守点検の役割があり、取りきれない汚れは特殊清掃にまかせるということで、それぞれの役割を意識することで、時間をかけすぎず作業するようになりました。
また、動線(どのように動くか)を初めに考えておくと、迷わず作業ができるので、結果として時間短縮や疲れづらい効果があると知り、とても大切な内容だと思いました。
そのほか、疲れを軽くするうえでは、姿勢を保って作業する、道具の持ち方と使い方を調整して動く量を減らす、可能なら1回で汚れをとることも効果があると知りました。
増村先生、お忙しいところお越しいただきありがとうございました。
また、皆さんご参加いただきありがとうございます。
ピアスでは今後も仕事や日々の作業に役立つ講座を実施していきます。
今年度も皆さんおつかれさまでした。次年度もよろしくおねがいします。
ピアスでは利用見学や体験参加を随時受付しています。お問い合わせは下記へご連絡ください。
見学・問い合わせ先:042―571―6055 担当:伊藤、高橋しのぶ
ピアスでは就労移行支援と自立訓練(生活訓練)、就労定着支援の3つの事業を行っています。
その中から今回は自立訓練事業(生活訓練)をご紹介します。
ピアスでは就労移行支援の利用を希望している方で、生活面や対人面に不安がある方に生活訓練から利用することをおすすめしています。通所することで生活習慣を整え、軽作業やプログラムを通じて集団生活を送る機会を提供しています。
午前中は、はし袋折りやシール貼り、印鑑押しなどの軽作業を行います。通所が安定し、生活訓練の場や人に慣れてきた方には会社から受注した作業(外注作業)をする機会も用意しています。
生活訓練と就労移行支援では建物が分かれていますが、外注作業は就労移行支援を利用する方がいる場所で行います。そうすることで、就労移行の場に早めに慣れてもらい、部門体験(就労移行支援の利用に向けた厨房・環境整備・事務補助への体験参加)への足がかりになると考えています。
午後はワークサンプルを使い、数種類の作業を体験して「どんな作業が得意か苦手か」発見する機会にしてもらっています。
★利用中のみなさんの声
Tさん 生活訓練歴(5か月)
「最初は遅刻するんじゃないか、ちゃんと通えるかなと思ってたけど、午前中の利用だけにしてちゃんと通うことができました。ピアスを体験利用したときから和やかで楽しいなと思っていましたが、入所してからも優しい先輩たちが話しかけてくれました。4か月目から外注作業にも参加し始めました。就労移行の建物での作業になるのでちょっぴり緊張感がありますが、先輩たちと一緒に作業ができるので心強いです。」
Kさん 生活訓練歴(10ヶ月)
「最初はきちんと通えるか不安でした。そもそも家からピアスに通うということが大変だったけど、今は生活リズムも整ったし、体力がつきました。最初は週3日から始めたけど今では週5日通っています!今は就労移行に移籍するための準備中。生活訓練のうちから移行の部門に参加して就労移行の人たちとも一緒に作業をしていたので顔なじみになれたから緊張せずに過ごせています。」
Kさんが言ってくれたようにピアスでは生活訓練のうちから就労移行のトレーニングに参加できるので、「就労移行に行っても大丈夫!」と自信をつけてから移籍することができます。
ピアスでは利用見学や体験参加を随時受付しています。お問い合わせは下記へご連絡ください。
見学・問い合わせ先:042―571―6055 担当;伊藤、高橋しのぶ
ピアスではメンバー(利用者)が自身について話す機会を大切にしており、その一環として、ご協力いただけるメンバーと職員で講演を行うことがあります(許可をいただいた方にのみお願いしています)。
今回は昨年10月に行った講演の様子をご紹介します。
10月21日、国立市内にあるYMCA医療福祉専門学校の作業療法学科の授業の一環として講演を行いました。最初にスタッフからピアスの就労支援の仕組みと流れを、続いてメンバーさんがピアスでのこれまでの経験等をお話しました。
今回は2019年12月からピアスの生活訓練を利用して現在就労移行を利用しているWさんにお話をお願いしました。Wさんはピアスを選んだ理由、今ピアスで行っていることや今後取り組みたいこと、これからの将来像について話をしました。
「ピアスを選んだのは支援機関からの紹介が大きかったです。体験利用をしてみて手厚い支援が受けられると思いました。今年の8月からの外部実習の中で、メモやマニュアルを使えば抜けがなくしっかり作業が出来て自信になりました。忘れてしまうことがあるので、朝の電車や休憩時間などを利用してメモを記憶に残すようにしたところ作業のイメージが出来るようになり失敗も減りました。実習を通して作業に慣れればしっかり行うことが特に自信になりました。
就職後の将来像は一人暮らしをしたいです。経済的にも自立して新しい職場での出会いも大切にしていきたいです。お金を貯めてマラソン大会に出場してもう一度4時間を切りたいと思います。そしてどんな時もポジティブに前を向いて歩いていきたいです。」
講演を終えてWさんからは「いろいろと思い出すのに苦労しましたが、発表はそれなりに出来ました。伝えたいポイントを忘れずに話せましたしやって良かったです。今回の機会が得られてよかったです。」という感想を聞けました。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
おふたりとも、おつかれさまでした。
ピアスでは利用見学や体験参加を随時受付しています。お問い合わせは下記へご連絡ください。
見学・問い合わせ先:042―571―6055 担当;伊藤、高橋しのぶ