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ハローワーク立川/就業・生活支援センターオープナー共催 
多摩就労ネットワーク連絡会議報告
 「精神障害をもつ当事者から同じ障害をもつ人達へ応援のメッセージを!」をテーマに多摩就労ネットワーク連絡会議を3月9日(金)に開催いたしました。
 第一部では基調報告として、ハローワーク府中の根岸所長から「精神障害者雇用の最新情報」をいただき、精神障害者の就職数が年々増えていて、10年前から比べると、なんと7倍に増えているというお話しを聞きました。
 さらに、「精神障害者の就労を支援する機関も増え、精神障害があったとしても、症状が安定して、就労と生活面の支援をする環境が整えば、企業で働くことができるということが、統計データで裏付けされてきています。(中略)一番大きく変わった点は、皆さんの働きたいという気持ちが強くなったところ!」とエールを送ってくださいました。


 実際の雇用現場(弥生会くにたち苑)からの報告として、事業所の担当者の方とそこで働く障害スタッフの方からは「仕事を始める時は、スモールステップで自信をつけてから」「一人で頑張り過ぎないために、気軽に相談できる人を見つけよう」という、まさに納得のメッセージがありました。
 この事業所は、今までにたくさんの精神しょうがいの方々の実習を受け入れて下さっていて、障害者雇用を応援する姿勢と温かさがひしひしと感じ取れました。

 そして、第二部は働く当事者のシンポジウム。働く中での実体験を4人が各々に語ってくださいました。職種は事務職や清掃、雇用期間は6ヵ月の方から4年目の方など様々で、映像を使っての報告もありました。
 多くの方から「体験したことからのメッセージだからこそ、響いてくるものがある」と好評をいただきました。(詳細はアンケートで)

 〜大雨の日でしたが、当事者の方を中心にそのご家族や支援者180名もの方々が集まってくださいました。病院のデイケアや、福祉施設、まだどこにも相談していない方等所属はバラバラでしたが、皆さん食い入るように講師の顔を見て、どの顔も真剣そのもの。話をする当時者の方々も自分の体験や感じたことから、生きる姿勢まで、率直に話してくれて、言葉の一つ一つがが皆の中に染み通ってゆくようでした。働けることを伝えたいという姿勢とどうしたら働けるのか学びたいという姿勢が見事に交差して、新しい時代の予感を感じさせる会でした。


 会場の狭さ、寒さ、詰め込みすぎ、時間配分等こちらの課題も指摘されましたが、何よりアンケートの記載がとても多かったことが嬉しかったです。109通のアンケート回答の中から、一部感想を抜粋いたします。〜

  • ○自分に合った仕事を選ぶことが大切だと思いました。
  • ○いろいろと自分のことと重ねあって、人の意見がすごい参考になりました。仕事に対しての向き合い方、不安な時、コミュニケーションなど、いろいろと勉強になりました。
  • ○時間が過ぎるのが早かった
  • ○シンポジストが明るくてユーモアもあり精神障害を抱えているとは思えない様な気がしました。それだけ病気が表からは分からないのかと思いました、障害のある人を異常には思わないでほしい
  • ○明るく前向きに働いている姿に感動しました。自分の病気等、理解が出来ていて、コントロールの仕方を学びました。就職した後、継続して働くのはもっと大変だとリアルに実感しました。病状・障害との付き合いは日々の続くため、ストレス管理の点で当事者の皆さんは自分なりに工夫しているす様子が伝わりました。
  • ○実際に働いていらっしゃる当事者のお話が聞けたので、とても良かった。家で1人でいる時なんか、ふと再び仕事に就くことが出来るのかな?と弱気になることもあるので、勇気をもらいました。
  • ○当事者の方々がどんなふうに登場されるのか、正直、大丈夫なんだろうか、まだまだ不安定な要素も多い中で、人前に出て話すなど、どうなるんだろうと思っていましたが、良い雰囲気つくりの中で、自然なありのままの姿が出されて、リアルに伝わってきました。
  • ○聞き取りが苦手な私にとっては苦労しましたけれど、シンポジスト達の様々な体験談や映像見せてもらってとても良かったです。体験談の中には様々な事が色々ありました。工夫、礼儀、コミュニケーション、苦労話、アドバイス、夢と希望等、引っ込みじあんで何事にも自信がない私にとって、色々参考にさせてもらってよかったです。
  • ○障害特性、障害があることによっての辛かったエピソードや良かったエピソードがもう少し伺えると良かった。つまり、障害が軽い病状が安定していければ働けるようなイメージを受けた。
  • ○障害者でも希望の持てる生き方があるんだなと思いました
  • ○幻覚や幻聴などや人見知りをせずにトライアル雇用から始めてみようと思います。後マイナス思考をプラス思考にしたいかなと思いました

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