平成２４年度１１月９日
第２回働く当事者からの実践報告セミナー

　遅くなりましたが11/9のセミナーの報告です。
　咋年大好評だったため、今年も働く当時者からの報告会を行いました。第2回目の今回も、200人以上の事前申し込みがあり、問い合わせも多数いただきました。特に今回はデイケアの方や福祉施設に通所している方々が誘い合わせていらしてくださって、5人10人等まとめてのお申し込みが多くありました。（定員を超えた為お断りをした方、本当に申し訳ありませんでした）


　精神障害者を多く雇用している良品計画の方のお話とピアスやオープナーを通して就職された方4名のシンポジウムでしたが、メモを取る方も多く、皆さん真剣な面持ちでした。仕事がうまくいっている、充実しているという成功体験だけではなく、病気との兼ね合いや葛藤、薬や医療との関係、上手な頓服の飲み方や症状との付き合い方、かわし方、支援者との関わり等本音トーク炸裂で、予定時間をオーバーしても終わらない熱いシンポジウムになりました。（次回は時間厳守で行う約束をしましたがどうなる事やら・・）
　アンケートも沢山書いていただいたので、その一部をご紹介します

第1部　特別講演へのコメント(一部抜粋）

精神障害者雇用への取り組み、採用者側の配慮、考え方、誠実な姿勢が見えてよかった。

働く人のことをよく考えている良い会社だと思いました。就職したくなりました。

企業側が求めている人物像、どうすれば長く働けるかなどがわかった。

こんな企業がもっと増えてくれたらと感じました。

第2部　働く当事者のシンポジウムへのコメント(一部抜粋）

同じ障害を持たれた方々がちゃんと働いているという話に感動しました。

規則正しい生活が基本になるのだなぁと改めて思った。

実際の体験談が聞けてよかった。段階を踏んで少しずつ就労を目指したいと思います。

それぞれの方の生の意見が聞けたこと。

当事者の声を聞く機会はほとんどないので、とても貴重な機会でした。

就労に至るまでの不安や悩み、戸惑いがわかった。それを乗り越えての成功体験のお話が、当事者に力を与えたと思う。

・今受けている訓練が大事であると感じた。 ・仕事を継続する方法が参考になると思った。 ・人付き合いが大事である。

自分も以前にクローズで働いて、長続き出来ず、性格上何事にも一生懸命な所があり、精神的に不安的になってしまう所があり、今は、オープンで、理解のある企業さんとの出会いがあればと思いました。

当事者の皆さんの生の声は大変心に響きました。きっと当院の方にも「自分でもできるかも」と思ったはずです。できることから焦らずチャレンジしていく。

皆さんのありのままの正直な声をきけてよかったです。

なかなか働いている方の話を聞く機会がない為、とても参考になった。ありがとうございました。

皆さんが「正しく頑張っている」（病院では「あんまり頑張り過ぎるな」と言うことが多いので…）のと、「お話しがユーモアがあって面白い」のが、凄いと思います。ありがとうございました！

当事者ならではのリアルな体験談を聞けて、大変参考になった。

障害の受容、職場で慣れるために工夫したこと、苦手な人との付き合い方、病気のコントロール、ストレス解消法などを聞き、今後に活かせるようなこともあり、良かったと思います。4名の方の話を聞き、大変参考になったと思います。

最初から上手くいく訳ではなく、色々ある中で一生懸命働いていらっしゃる姿が素晴らしかったです。辛いのは1人だけではなく、皆、頑張っているところがすごいですね。私も頑張りたいです。

何事も目標をもって取り組むことが大事だと改めてわかった。

誰でも最初から出来るわけではないことが分かってよかった。とても身近な話ばかりでした。オープンにする勇気、持とうとします。

就労を目指す当事者にとっては、同じ障がいを持つ人がいきいきと働いている姿を見せていただけたことは、大きな刺激になったと感じます。

これから就労を目指す利用者の皆様にとって、オープンで働くメリットがよく理解できたと思います。

段階を踏んでいくことが必要だと思いました。

働いている時も大事だが、休みの日の過ごし方（体調管理）も大事なのだと感じた。

共感できる部分が多々あり、つらいのは自分1人ではないので、うれしかったです。

働いている皆さんがオープナーやピアスを利用している、ジョブコーチが入った後もちゃんと働けているし自分が就職をオープンで行っても働けると思った。

病気のコントロールする時の「考えないで休む」というお話は為になりました。

色々なステップを踏んで、自分のコントロールをされています。すばらしいと思いました。

実際に働く方々のいろいろな話が聞けて良かったです。

今回は職員のみで来ましたが、当事者の方たちに参加を呼びかけてみたいと思います。

今、自分が不安になっていること、将来働いた時の人間関係のことなど、色々なことに共感できて、アドバイスもとても参考になりました。頑張ろうと思えました。

これから働くにあたってのことが色々聞けてよかったです。この先、自分には何が向いているのか、色々訓練していきたいです。

実際の職場風景が参考になった。

お一人、お一人の言葉が心にしみました。病害あるなしにかかわらず、働く上で大切なことを話していただいたと思います。ありがとうございました。

自分も統合失調症で、同志がいるなと思った。

当事者の方の日々の工夫が簡単に実行できそうで、自分も取り入れたい。病気を抱えながら働いている人を見て、自分も触発された。