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オープナー・ハローワーク立川共催
多摩就労ネットワーク連絡会議報告
障害者法定雇用率2%への挑戦
〜就労移行支援事業所の取り組み〜研修報告
 「働ける障害者がいない」とある人から言われました。精神障害者の雇用は始まったばかりなのにもう、こんなことを言われるのか・・・驚きました。
 会社から信頼され雇用が進むには、就労支援施設、特に就労移行支援事業所にこの危機感を伝え、就労が進まない課題解決の糸口を得てもらいたいと私達はこの企画を思い立ちました。当日は多摩地域の多くの労支援機関の方々が参加してくださり、厚労省の山科専門官、東京都からは野原保健福祉課長のご挨拶もありました

 会議はまず「これだけ障害者雇用がとり立たされ、精神障害者が注目を浴びている今ぼやぼやしている場合ではない」、ハローワーク清水眞由美統括の力強い話で始まりました。
 そして、知的障害分野で圧倒的な成果を上げている“すきっぷ“施設長の上滝彦三郎さん・“ぽこあぽこ“施設長の三田地昭典さんの各事業所紹介を踏まえてピアス施設長高橋しのぶを交えてシンポジウムに突入したのでした。


シンポジウムのキーワードは4つ
  • 1、障害者法定雇用率2%目前の今、就労移行支援事業所・就労支援施設の使命と役割の再認識
  • 2、目に鱗体験。(自施設の思い込みと内省)
  • 3、定着を考えた準備就労支援を考える
  • 4、福祉側が職員育成を視点にした就労支援に自信を持つ
を軸に進行、本音と熱いメッセージの飛び交う話し合いになりました。
 中でも、上滝氏の「就労支援は諦めないこと・勢いが大切であること」のメッセージ。三田地氏の「就労支援の仕方は変わり続ける未完のものとして捉えていること」が心に残りました。
 就職の数が上がることが利用者の希望となり、さらに就職者を出し続けることが支援者を育てるという実例が紹介されました。

 参加者からもアンケートには「課題がはっきり見えた」「興味深かった」「有意義」とあり、「就職者を出して元気に頑張ろう」がじわじわと多摩地域に広がるような嬉しい予感のするシンポジウムでした。
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