“人生ここにあり“上映会報告
急な開催にも関わらず、3月30日・31日、共に沢山の関係機関、当時者、家族の方にお越しいただきました。また「公開当時、見られなかったので嬉しい」との声も複数頂き、この映画への関心の高さが伺えました。 3月30日の上映前には、今回この映画会を提案して下さったピアスの利用者の方に、映画の舞台となったイタリアの精神医療事情やモデルになった組合の背景について解説をお願いしました。日本も変わってほしい、精神障害になっても誇りを持って生きられる社会になってほしいという当時者からの思いのこもったメッセージによって、時に絶望しながらも、希望に向かってゆくストーリーがより深く心に残る上映となりました。
映画本編は、イタリアならではの軽快なコメディ。バザーリア法により地域に戻った登場人物らは、周囲の理解の低さや症状ゆえの困難さを持ちながらも職人として働き、恋愛に悩み、組合(職場)をどんどん拡大していきます。個性豊かな登場人物に自分と重なる部分を見つけた参加者の方もいらっしゃった様です。 映画の舞台はイタリアでしたが、映画にあった様な「働きたい!」という思いに国境はありません。映画の登場人物たちのように「やればできるさ!」とチャレンジすることの大切さを改めた感じた上映会となりました。ご参加いただいた皆様、ありがとうございました。
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