アップが遅くなりすみません。
また近々に9月号も発行予定です。楽しみにお待ちください。
障がい者と健常者、生活のしづらさ、その他雑感。
ピアスタッフ 櫻井 博
新型コロナウイルスは、ゲノム解析によってその正体が明らかになりましたが、まだまだワクチンや治療薬がありません。したがって、感染者数はピークに比べると落ち着いてきましたが、完全な収束に目途がつかず、感染予防の観点から私たちの行動は制限されています。このような状況では残念ながらどこに行っても楽しめません。蜜を避けるという観点から、私自身も人ごみには近づかず、行かないようにしています。
いつまでこの状態が続くか、出口は見えないし、収束したとしてこの先どのような社会になるか、ほとんどの人がわかりません。
さて、先日職場で上司と話をしていて、「今のこのコロナ禍の生活のしづらさって健常者(この場合精神疾患にかかったことがない人)も同じだし、『障がい者のもつ生活のしづらさ』っていう視点にたつと、私たち健常者も障がい者の気持ちや状況が解かるってことにつながるのかな?」という意見をいただきました。
私は少し考えてからこう答えました。「今のコロナパンデミックというのは世界的な流行であって、それは人類の多く、つまりマジョリティ(大多数の健常者))が、生活のしづらさを感じていると思います。でも一方、精神に疾患のある人、精神障がい者は社会の中でマイノリティ(少数派)な存在です。
ここが大きな違いで、肝の部分だと思います。私たちはコロナ禍での移動や行動の制限だけではなく、この状況でマジョリティ(健常者)が感じえない感覚、逆に言えば障がい当事者特有の感覚(薬の服用で副作用がでたり)を背負っているので、病気特有な孤独感、孤立感、絶望感などの気持ちを比較しても、健常者には障がい当事者の生活のしづらさ、つまりこのコロナ禍に於いてのみ、障がいの本質は理解できないのではないでしょうか?」と伝えました。
コロナ禍のストレス
当事者が日常かかえるストレスは、コロナ禍でより強いストレスにつながります。季節感を感じない感覚、イベントの自粛、外食、外出の自粛は時を止めてしまうように迫りくるものがあります。私自身コロナパンデミックが起こった2月ぐらいからあっというまに半年以上過ぎ去っていったという感覚です。なるべく一日一日を自分自身に印象づけようとしていますが、残念ながら、日々がただ過ぎ去っていくことに呆然としているのが現実です。この時事伴奏を書けなかったのも、このような思いのなかで外に向かって「発信」できなかったという現実がありました。
私のコロナ禍の乗り切り方として
このコロナ禍において「巣ごもり」という言葉がでてきました。それに伴い多くの人が家にいる時間が増えました。家にいるということはいわば自由な時間が増えたことになるのでしょうが、もともと障がい者は時間という宝物を、ふんだんに与えられているのだと私は思っています。そのふんだんな時間を使う、つまり過ごし方を考えるということにおいて、障がい者ははやくから取り組んでいるように思います。
私自身今回のコロナの状況で(安全で簡単な)運動を生活の中に取り入れました。汗を流すことを純粋に楽しみました。こんな爽快感はここ何十年かぶりで体験しました。汗を流すなら、個人的には種目はなんでもいいかと思います。仕事で汗をかくのとも違う状態です。
もし、読書や音楽を聴くことができなければ、散歩にでて体を動かすのもいいかと思います、一人で家をでて歩くことは推奨されていますから。巣ごもりでエネルギーがたまったら、今回コロナ禍でみつけた、時間の過ごし方について情報交換し、取り入れることができるものは、自分でやってみようなんて、少し前向きに考えました。
当事者の今後、社会の今後
そして、そんな語らいや情報交換は、流行りのビデオ会議、例えばZOOM(ズーム)とかでやるのもいいのかもしれませんね。わからなければ周りに聞いてみてください。いろんな人が教えてくれ、そのことから人とのつながり直しになるのではないでしょうか?
ソーシャルディスタンス(社会的距離)という言葉は一時期皆が口にしていましたが、医師で作家の鎌田實氏は「フィジカルディスタンシング」「ソーシャルコネクティング」(物理的に距離を取り、社会的につながること)がこれからの社会に必要なのではないかと書いていたのを読みました。
私もその考え方には共感しました。
「離れてつながる」ことの大切さを教えてくれ、当事者スタッフである私が今できることは何かないだろうかと、このところ考え続けています。
多摩棕櫚亭協会 メンバーさん 利用者の皆さん 関係者様
この間、法人あてにフィッシングメール(オンライン詐欺)が増えています。
取引は多くないものの、自粛期間において皆さんもネット購入等の機会が増えていることと察し致します。したがってついつい信頼してしまいがちですが、個人情報を引き抜くフィッシングメールであることが多いです。
特に、「企業側から、銀行情報などをメールで聞き出してくる」ようなものはまず間違いないと考えて下さい。
くれぐれもログインしないなどご注意ください。
三井住友カードのフィッシング
アマゾンのフィッシング(特にアマゾンが増えています)
毎年立川市の各所で開催されているアール・ブリュット立川に今年から参加させて頂いています。
第一弾として、9/2(水)から9/15(火)まで立川市高松学習館で展示をさせて頂きました(^^♪
棕櫚亭Ⅰの作品もたくさん展示させて頂いています。
また、第二弾として9/16(水)から行われる立川伊勢丹での展示にも参加させて頂きます。
当日(16日)はメンバーさんと一緒に伊勢丹の見学に行く予定です♫
それに伴い、16日(水)は15時に閉所となります。ご了承ください。
お近くにお立ち寄りの際は、是非足をお運びください(^^)/
新型コロナウイルスの感染拡大が続く中、この暑さと感染予防対策の両立に苦慮されている方も多いのではないかと思います。
現在オープナーでも、メンバーの方々・関係機関の方々・企業の方々にご理解をいただきながら、感染拡大防止に努めております。今回は、そういったオープナーの取り組みを紹介させていただきます。
入り口には非接触型の体温計・消毒液・マスクをご用意しております。スリッパもビニール製のものを導入し、消毒ができるように工夫しました。オープナーにお越しの際には、検温・消毒・マスク着用にご協力をお願いいたします。
また、面談室には飛沫防止のアクリルパーテーションを設置し、常時換気を行っておりす。面談終了後には、毎回面談室の消毒を行っています。加えて、面談を公共交通機関が混雑しない時間帯に設定をする等の工夫を行っています。
事務所内にもアクリルパーテーションを設置し、適宜消毒を行うことで感染拡大防止に取り組んでいます。
さらに、メンバーの方との面談や関係機関・企業の方々との打ち合わせをオンラインで行っております。今後もご希望によってオンラインを活用しながらサポートを行ってまいります。
皆さんに安心してご利用していただけるよう、引き続き感染予防対策に取り組んでまいります。
気になる点やご希望がありましたら、スタッフまでお問い合わせ下さい。
社会福祉法人多摩棕櫚亭協会の「法人財産」「事業報告」「事業計画」「監査報告書」等の経営情報を更新いたしました。
社会福祉法人多摩棕櫚亭協会 法人本部
「推薦図書」障害者・ソーシャルワーカー向けのページが更新されました。
今回の推薦図書は
『私の心が決めていい 』岩井美代子 著 / ふじわらかずえ 画 です
社会福祉法人多摩棕櫚亭協会 前理事長 現アドバイザーの天野聖子さんのコメントと共に紹介されています。
私も天野さんのコメントを拝読し、この本の優しさがとても魅力的に感じました。
コロナ渦で「新たな対人援助の形」を模索せざるを得ない状況と、その混乱の中での焦燥感が自分自身の中で浮き彫りになってきたように感じます。そんな、今の自分を見つめ直し、心の力をつけたいと思いました。
天野さんのコメントは以下のページから是非ご覧ください。
http://www.shuro.jp/recommended-books
棕櫚亭Ⅰ 職員 小山みのり
なびぃ通信8-9月号をお届けします
2020-0809-01 2020-0809-02 2020-0809-03 2020-0809-カレンダー
先日もおしらせ記事を掲載しましたが、
なびぃの夏休み日程とフリースペースの開所時間は以下の通りとなります。
夏休み閉所 8月13日(木)~15日(土)
フリースペースは、引き続き(火)~(土) 14:00~18:00 となります。
また、8月からはお楽しみ会も再開します。詳しくはなびぃ通信をご覧ください。
昨日、東京都小池都知事が『感染拡大特別警報』が発表されました。残念ながら全国的にもまたじわじわと感染者数が増えていますね。
なびぃでも、引き続き感染予防に怠ることなく取り組みながら、日々の活動を行っていきます。なびぃのご利用に際して心配やご不安なことがありましたら、遠慮なくスタッフにご相談ください。
そろそろ8月を迎えますが、今年の梅雨は長く、蒸し暑いですね。
なびぃの夏休み日程とフリースペースの開所時間について、お知らせ致します。
夏休み閉所 8月13日(木)~15日(土)
フリースペースは、引き続き 14:00~18:00 となります。
熱中症注意の時期でもありますので、みなさまもお気をつけてお過ごしください。
これまでの皆様のコロナウイルス対策へのご協力、ありがとうございました。
棕櫚亭Ⅰではコロナウィルスに対する対策を様々な形で実施してまいりました。
換気しやすいよう大がかりな模様替えをしたり
手作りの飛沫防止シートを作成したり
色々な工夫をして活動再開をして参りました。
しかし、コロナウィルス感染拡大に伴って東京都から「感染拡大警報」が出され、
利用者さん(メンバーさん)からの不安を訴える声も増えています。
棕櫚亭Ⅰは 感染者急増の状況を考慮し、
メンバーの皆様の活動に対する要望とウィルス感染リスク対策を熟慮した結果、
8月の活動については以下のように決定致しましたので、ご報告致します。
①開所時間の短縮
→開所時間を9:00~16:00に短縮致します。
(16:00~17:00の間の電話相談はなびぃにてお受け致します。なびぃの電話番号は042-571-3103です)
②絵画教室のグループ分け
→大人数を避けるため、2グループに分けて製作を行います。
(参加される方には個別にご連絡させて頂いています)
③昼食メニュー(副菜)決めの変更
→あらかじめ副菜のメイン食材を決めておき、
調理時間短縮とソーシャルディスタンスを保ちながら少人数で調理出来るよう工夫をします。
消毒や手洗い、調理用手袋を始め、今後も色々とご協力を頂くことと思います。
よろしくお願い致します。
また、8月は夏休みのため、8/6(木)~13(木)まで閉所になります。
ご理解とご協力のほど、よろしくお願い致します。
8月の予定はこちら→8月月間予定表