報告が遅くなりましたが、東京YMCA医療福祉専門学校の夏祭りでの出店が無事終わりました!
ホットドッグは、開店してから順調に売れていきます。ウインナーを焼く人、パンを温める人、ザワークラウトをのせて仕上げる人、注文を受け金券を受け取る人。役割を分担して、売っていく間にすっかりチームワークができていきます。最初はちょっと緊張ぎみだったメンバーさんも、気持ちも盛り上がってきてか「いらっしゃいませ」「ありがとうございます!」の声もだんだん大きくなっていき、お客様とのやりとりもだんだん慣れてきて笑顔がたえない店頭でした。当日「宣伝部長」を名乗り上げてくれたメンバーさんとYMCAのつながり隊の学生さんが、一緒にプラカードを持って宣伝をしてまわります。宣伝途中に注文を受け、急遽デリバリーも行い売り上げに貢献していました(笑)。気がつくと12時の段階でホットドッグは残り4本!それもすぐに完売。でもウインナーは多少残っていたので、許可を得てそれも販売し、あっという間に売りつくしました。
メイン会場の中での出店だったので、ステージでの出し物も観たり、イベントに参加もしながら楽しみました。ボッチャの体験コーナーがあり、完売した後学生さんに誘われて、みんなで参加をしに別の階に行きました。ボッチャ、かなり盛り上がって、繰り返しチャレンジしている方もいました。そのとき、学校の中の実技の教室にはベッドや車いすがあり、ふだん学校で学ばれていることを垣間見ることもできました。
今回初めて参加させていただきましたが、大きな2つの意義を感じることができました。その一つはピアスにとっての意義です。ピアスでは地域貢献ということで高齢者宅配や子ども食堂に関わっています。今回のような地域の学校(特にYMCAさんはお弁当屋ピアスのお得意様でもあります)のお祭りに参加することで、地域に私たちの活動理解を広げることができたということは大きな収穫でした。また、メンバーさんにとっても意義深いものだったと感じます。準備やお祭り当日の「精神障がいをお持ちの方」との触れ合いによって、「楽しかった」と言ってくれた学生さんたちが、やがて社会の中の応援団になってくれることも充分に期待してもいいと思います。もちろん、学生さんと触れ合ったメンバーさん達にとっても自信になったと思います。
私達精神障がい者福祉にたずさわる者にとって、ご本人の直接支援は言うまでもなく、社会・そこで生活する人への理解促進も大切な仕事です。今回のこのイベント参加は小さな一歩かもしれませんが、「楽しみながら」引き続きこのようなイベント参加を大切にして福祉への懐の深い地域にしていきたいと思いました。
(ピアス 増田)