10/19に帝京大学心理学科「デイケアの臨床」という講義で、ピアスメンバーAさんと共に当事者出前講座を行いました。
Aさんから、精神障害・症状、生活上の困難について、ピアスでどの様な訓練を行ったか、病状をコントロールするために日々行なっていること、将来についての希望等を報告していただきました。
講演終了後、学生のリアクションペーパーを見せていただくと「自分についての分析が良く出来ていることがすごいと思った」「精神障害がある事でどの様な生活上の困難があるかよく分かった。」「精神障害がある方が社会に復帰するときに自分がなにが出来るか考えた。」様々な反応が返ってきました。
Aさんの「 僕はいいことをしたんですね。」「自分では誰にも話したくない様な事が、人にとっては何か価値のあることになったみたいで、何だか不思議です。」という言葉がとても印象的でした。彼の中で何か大きく変化する機会になったのかなと、私自身も嬉しくもなりました。
この講義をお手伝いさせていただくのは4回目になります。毎年いろんなことを考えさせていただく機会になっています。今後も是非継続出来ればと思っています。
ピアス吉本佳弘
次号のピアス通信で帝京大学での当事者出前講座を特集しております。Aさんのコメントやお招きいただいた帝京大学心理学科の講師佐々木さんのコメントも掲載しておりますので、是非ご覧ください。